機能的疾患

顔面ケイレン

顔面ケイレンは顔面の片側におこるケイレンで顔面チックともよばれる病気です。顔面におこる不随意運動の一種で、顔面が勝手にピクピク動きます。顔面ケイレンの原因の大部分は動脈硬化をおこした血管が神経を圧迫することによるものですが、まれに若い人で脳腫瘍、血管奇形などで神経が圧迫されていることがあります。

三叉神経痛

三叉神経痛とは顔面の片側におこる発作性激痛です。この病気は40才以上の女性に多くみられます。発作性顔面痛の大部分は三叉神経によるもにです。また腫瘍による圧迫、ウイルスの感染(帯状疱疹)による神経の疾患、虫歯、蓄膿などが原因となる症候性三叉神経痛があります。三叉神経痛は頭の中で血管が三叉神経を圧迫しているためにおこり、手術により痛みを完全にとることができるようになりました。

パーキンソン病

初老期の変性疾患(原因の明らかでない疾患)の中で最も多いものです。振戦(手足のふるえ)、筋固縮(筋肉が硬くなる)、寡動(動作が緩慢になる)という三つの症状が特徴的です。
パーキンソン病の治療のポイントは薬物による症状のコントロールをいかにして長もちさせるかということです。